家を解体する前にすること8選|解体工事前の準備と注意点
「古くなった家を解体したいけれど、何から始めればいいの?」
「解体業者に依頼する前に、自分でやっておくことはある?」
家の解体は、多くの方にとって何度も経験するものではありません。そのため、いざ解体することになっても、どのような準備が必要なのか分からない方も少なくありません。
実際には、解体工事をスムーズに進めるためには、業者選びや見積もりだけでなく、家の中の片付けやライフラインの確認、近隣への配慮など、事前に確認しておきたいことがあります。
この記事では、家を解体する前にやっておきたいことを、できるだけ分かりやすく解説します。
家を解体する前にすること
家の解体を決めたら、まず次のような準備を進めましょう。
- 解体する建物と土地の状況を確認する
- 解体業者に現地調査・見積もりを依頼する
- 家の中の不用品や家財を整理する
- 電気・ガス・水道などのライフラインを確認する
- アスベスト調査について確認する
- 必要な届出・手続きについて確認する
- 近隣への挨拶を行う
- 解体後の土地について考えておく
一つずつ詳しく見ていきましょう。
1.解体する建物と土地の状況を確認する
まずは、解体する家について基本的な情報を整理しておきましょう。
例えば、
- 建物の所有者は誰か
- 土地の所有者は誰か
- 建物の登記はどうなっているか
- 境界は明確になっているか
- 建物以外に物置やブロック塀などがあるか
- 庭木や庭石など、撤去したいものがあるか
などです。
特に注意したいのが、「どこまで解体するのか」という点です。
建物本体だけを解体するのか、物置・カーポート・ブロック塀・庭木なども撤去するのかによって、工事内容や費用が変わります。
見積もりを依頼する際には、解体したい範囲をできるだけ明確にしておくことが大切です。
2.解体業者に現地調査・見積もりを依頼する
解体費用は、建物の大きさだけで決まるものではありません。
建物の構造や立地、前面道路の状況、周辺環境、残置物の量などによっても変わります。
そのため、解体業者に現地を確認してもらい、見積もりを作成してもらいましょう。
見積もりで確認したいポイント
単純に「一番安い業者」を選ぶのではなく、次のような項目も確認することをおすすめします。
- 建物本体の解体費用
- 廃材の処分費
- 足場・養生費
- 重機費用
- 付帯工事費
- 残置物の処分費
- ブロック塀や庭木などの撤去費
- 追加費用が発生する可能性がある項目
見積書の金額だけで判断せず、「何が含まれている金額なのか」まで確認することが重要です。
複数の業者から相見積もりを取る場合も、金額だけで比較するのではなく、工事内容を揃えて比較すると違いが分かりやすくなります。
3.家の中の不用品や家財を整理する
解体前には、家の中にある家具や家電、生活用品などを整理しておきましょう。
例えば、
- タンス・テーブル・ベッド
- 冷蔵庫・洗濯機・テレビ
- 衣類
- 食器
- 書類
- 思い出の品
- 仏壇・神棚
- 貴重品
などです。
特に注意したいのが、貴重品や重要書類を誤って処分しないことです。
不動産関係の書類や契約書、権利関係の書類など、後から必要になる可能性があるものは、解体前に確認して保管しておきましょう。
不用品は自分で処分したほうがいい?
これはケースによって異なります。
自分で処分できるものは事前に処分することで、解体業者に依頼する残置物処分費を抑えられる場合があります。
一方で、家財が大量に残っている場合や遠方に住んでいる場合などは、無理に自分で片付けるより、解体業者に残置物処分も含めて相談したほうがスムーズなこともあります。
「どこまで自分で処分すればいいか分からない」という場合は、見積もりの段階で業者に相談してみましょう。
4.電気・ガス・水道などのライフラインを確認する
解体工事を始める前には、電気・ガスなどのライフラインについても確認が必要です。
一般的には、電気・ガスなどの契約について、停止や解約の手続きを行います。
ただし、水道については解体工事で使用する場合があるため、自己判断で止めず、解体業者に確認することをおすすめします。
また、電話・インターネット・ケーブルテレビなどを利用している場合は、撤去や移転について各契約先への確認が必要です。
「全部止めればいい」と考えるのではなく、解体業者と工事前にライフラインについて確認しておくことが大切です。
5.アスベスト調査について確認する
古い建物を解体する場合、特に注意したいのがアスベストです。
現在の解体工事では、建物にアスベストを含む建材が使用されていないか、事前に調査を行うことが必要となっています。含有している場合は、解体工事の際に適切な処理が求められます。
アスベストの有無によって工事内容や費用に影響するため、見積もりの段階で解体業者に確認しておくことが重要です。
6.必要な届出・手続きについて確認する
家を解体する際には、建物の規模や工事内容などに応じて、行政への届出などが必要になる場合があります。
例えば、一定規模以上の建築物の解体では、建設リサイクル法に基づく届出が必要となります。
また、解体後には建物の滅失登記についても確認が必要です。
こうした手続きは、施主自身で行うものと、解体業者や専門家に依頼できるものがあります。
「何を自分でやればいいのか分からない」という場合は、契約前に業者へ確認しておくと安心です。
7.近隣への挨拶を行う
解体工事では、工事車両の出入りや作業音、振動、ほこりなどが発生してしまいます。
そのため、工事開始前に近隣の方へ挨拶をしておくことが大切です。
特に、
- 隣接する住宅
- 道路を挟んだ向かいの住宅
- 工事車両が通行する周辺の住宅
などには、事前に工事期間や工事内容について伝えておくとよいでしょう。
解体業者が近隣挨拶を行ってくれるケースもありますので、誰が、いつ、どの範囲に挨拶するのかを事前に確認しておくと安心です。
近隣とのトラブルを防ぐためにも、金額だけではなく、こうした対応まで丁寧に行ってくれる業者を選ぶことが大切です。
8.解体後の土地について考えておく
家を解体することだけを考えてしまいがちですが、実は「解体した後、土地をどうするのか」も重要です。
例えば、
- 土地を売却する
- 新しい家を建てる
- 駐車場として利用する
- 更地として保有する
- 相続した土地を売却する
など、さまざまな選択肢があります。
特に「家を解体してから土地を売却したい」という場合は、解体するタイミングについて注意が必要です。
土地の状態や売却方法によっては、先に解体することが必ずしも最適とは限りません。
また、建物を解体して更地にすることで、土地にかかる固定資産税の負担が増加してしまうケースもあります。
「売却するために解体する」という方は、リンケージのように解体だけではなく不動産売却についても相談できる会社に相談すると、解体から売却までの流れをまとめて考えやすくなります。
準備にあたっての注意点
ここまで準備について説明しましたが、いくつか注意したいこともあります。
1.勝手に家財をすべて処分しない
思い出の品や重要書類だけでなく、家の中には不動産売却や相続などで必要になる書類が残っていることがあります。
特に相続した実家の場合は、家財を処分する前に家族や相続人の間で確認しておきましょう。
2.解体費用だけで業者を決めない
「A社は100万円、B社は150万円だったからA社にしよう」と、金額だけで決めるのはおすすめできません。
安い見積もりでも、後から追加費用が発生したり、必要な工事が含まれていなかったりする可能性があります。
見積書の内容と工事範囲を確認したうえで比較することが重要です。
3.解体することを決めてから売却について考えない
「古い家だから、とりあえず解体して更地にすれば売りやすい」と考える方もいます。
しかし、不動産の売却では、建物を残した状態と更地の状態のどちらが適しているかは、土地の条件や買主のニーズなどによって異なります。
必ず不動産売却や活用についても並行でプロに相談しながら進めていきましょう。
家の解体前チェックリスト
最後に、解体工事前に確認しておきたいことをまとめます。
建物・土地
- □ 建物・土地の所有者を確認した
- □ 解体する範囲を決めた
- □ 物置・カーポートなどの撤去範囲を決めた
- □ ブロック塀・庭木・庭石などの扱いを決めた
家財・不用品
- □ 貴重品を回収した
- □ 重要書類を確認した
- □ 思い出の品を整理した
- □ 不用品・家財の処分方法を決めた
解体工事
- □ 解体業者に現地調査を依頼した
- □ 見積書の内容を確認した
- □ 相見積もりの場合は工事内容を揃えて比較した
- □ アスベストについて確認した
- □ 必要な届出について確認した
- □ 工事期間を確認した
ライフライン・近隣対応
- □ 電気・ガスなどの停止・解約を確認した
- □ 水道をどうするか解体業者に確認した
- □ 電話・インターネットなどを確認した
- □ 近隣への挨拶について確認した
家の解体・不動産売却をお考えなら、まずはご相談ください
家の解体は、ただ建物を壊すだけではありません。
家財の整理、ライフライン、アスベスト、近隣への配慮、必要な手続きなど、工事前に確認しておきたいことが数多くあります。
さらに、相続した実家や空き家の場合は、「本当に解体したほうがいいのか」「解体した後に土地をどうするのか」まで考えることが大切です。
鈴恵寺株式会社(リンケージ)では、佐倉市を中心に千葉県・東京都、関東全域で解体工事と不動産売却のご相談を承っています。
「解体したほうがいいのか分からない」
「解体費用がどのくらいか知りたい」
「相続した実家を売却したい」
「複数の解体業者から見積もりを取って比較したい」
このような場合も、まずはお気軽にご相談ください。

